(ナンバーディスプレイアダプタ改造)固定電話にかかってきた電話番号をPCで読み取れるようにしてみた
電子工作ネタが出来たので、久々に書きます。
作ったものは、これ↓
SONYのナンバーディスプレイアダプタ(TL-C10)に自作の回路(黒いボックス内に収納)を付け、発信者の電話番号をUSB経由でパソコンに接続して、電話番号を読み取れるようにしてみました。
↑電話がかかってきて、TL-C10に電話番号が表示されると同時に・・・
↑パソコンの通信ターミナルソフト上では「NMBR=○○○○○○○○○○」というような文字を受けられるようにしています。
どうやってやっているかといいますと・・・
まず最初にTL-C10の内部基板上の、電話番号の信号を復調するICから出力されているシリアル信号をひっぱり出して、
PICマイコンでその信号を読み取らせ、電話番号の情報をシリアル-USB変換基板を使ってPCに送り出し出す、という流れで行っています。
ちなみに、先ほどの「NMBR=○○○○○○○○○○」の表示ですが、番号を表示できない場合はその理由を識別できる文字が付くようにしています。
非通知・・・「NMBR=P」
公衆電話・・・「NMBR=C」
表示圏外・・・「NMBR=O」
ここまでできれば、あとはPC側で着信電話番号をPCで管理できるCTIソフトウェアなど、応用範囲が広がりますね(^^)
(追記)
・・・上記のような装置の自作は、ちょっと無理ぽ>< ・・・って方・・・ご安心ください!
汎用のFAXモデムでも、ナンバーディスプレイに対応していればできますよ~w(ほぼ同じような文字を受け取る事ができるはずです。)
ただし、モデムにはまず最初に『おまじない』となるATコマンドを送ってやる必要があるかと思います。
『おまじない』は、モデムのメーカーや使用チップによって、いくつかあるようです。
当方で把握しているものをいくつか挙げると、
『AT#CID=1』
『AT#CLS=8#CID=1』
『AT#CID=2』
『AT%CCID=1』
『AT%CCID=2』
『AT+VCID=1』
『AT#CC1』
『AT*ID1』
↑・・・などです。
これらのコマンドをモデムに送ってみて、もしも「OK」と応答が返ってくるものがあれば、着信時に幸せになれるかも・・・w
ナンバーディスプレイの信号フォーマットなど、参考にさせて頂いたサイト
獣医さんの電子工作とパソコン研究室 50-1.モデムダイアルインで着信電話機を切り替える実験